弦移動を含むオルタネイト・ピッキングのエクササイズです。弦移動を含む場合はインサイド・ピッキングとアウトサイド・ピッキングの2種類のピッキングが存在しますが、それらを意識せずに弾けるようになることが大切です。
このページでは、弦移動を含むオルタネイト・ピッキングの練習フレーズを紹介します。ところどころにインサイド・ピッキング、アウトサイド・ピッキングを用いますが、それらを意識せずに規則正しくオルタネイトできるようになることが理想です。
Cメジャー・スケールを上昇した後、下降して戻ってくるフレーズです。練習フレーズとして様々なギター教本などでも度々紹介されるものですが、メタルやハードロック系の曲のギターソロなどにもよく用いられる定番の形です。
ドレミファソラシド〜 と弾いていくパターンなので、分かりやすい音並びになっています。
このフレーズの基本は1本の弦に3つの音を並べる「スリー・ノーツ・パー・ストリング(3 notes per string)」という構成になっています。意味は「1本の弦に3つの音」というもので、速弾きなどでは基本的な構成です。1本の弦につき3音ずつ弾く構成は運指の効率化でもあり、形的にも弾きやすいものなのでよく用いられる音並びです。
図の赤色の部分では同じ指で同弦上の違うフレットを押さえます。この部分は左手の形を崩さずに横にスライドさせるようにしてポジションを押さえましょう。小指でのスライドが慣れないかもしれませんが、手の形を保って移動させることで、次に弾くことになる2弦12フレットと13フレット上に人差し指と中指が自然と来る形になり、押弦が楽になります。
前半はAナチュラル・マイナー・スケールの上昇フレーズ、後半はCメジャー・スケールの下降フレーズです。本来はスウィープで弾くようなフレーズですが、これをオルタネイトで弾いてみると良い練習になります。
階段状になっているフレーズです。見かけ以上に中々難しいフレーズで、オルタネイト・ピッキングの練習にもなると同時に運指の練習にもなります。特に音が下がっていく下降フレーズ部分の運指は中々の鬼門でしょう。