度数の求め方の例

音楽理論の音程を表す単位である「度」について、具体的にいくつかの例を用いて求めてみます。

例1

図1のような2音の例を考えます。

  1. 音程の度数の求め方、または度数の求め方(音名から求める)のページを参考に2音間の度数を求めると、度数は3度とわかる
  2. 3度は長短系の音程
  3. 図の2音間は半音4つ分の音程がある
  4. 以上から、半音4つ分の音程を持つ3度であることがわかるから、答えは長3度となる

図1. 例1

options scale=0.9 options width=320 tabstave notation=true tablature=false notes C-E/4 | options space=10

例2

図2のような2音の例を考えます。

  1. 音程の度数の求め方、または度数の求め方(音名から求める)のページを参考に2音間の度数を求めると、度数は5度とわかる
  2. 5度は完全系の音程
  3. 図の2音間は半音6つ分の音程がある
  4. 半音7つ分の音程なら完全5度だが、これはそれより半音1つ分狭い音程なので、答えは減5度

図2. 例2

options scale=0.9 options width=320 tabstave notation=true tablature=false notes E-B@/4 | options space=10

例3

図3のような2音の例を考えます。

  1. 音程の度数の求め方、または度数の求め方(音名から求める)のページを参考に2音間の度数を求めると、度数は6度とわかる
  2. 6度は長短系の音程
  3. 図の2音間は半音7つ分の音程がある
  4. 半音8つ分の音程なら短6度だが、これはそれより半音1つ分狭い音程なので、答えは減6度

図3. 例3

options scale=0.9 options width=320 tabstave notation=true tablature=false notes D#-B@/4 | options space=10

例4

図4のような2音の例を考えます。

  1. 音程の度数の求め方、または度数の求め方(音名から求める)のページを参考に2音間の度数を求めると、度数は2度とわかる
  2. 2度は長短系の音程
  3. 図の2音間は半音1つ分の音程がある
  4. 以上から半音1つ分の音程を持つ2度であることがわかるから、答えは短2度

図4. 例4

options scale=0.9 options width=320 tabstave notation=true tablature=false key=Em notes F/4 G/4 | options space=10

重増音程と重減音程

次のページではこれまでに説明してきた完全、長、短、増、減音程に加えて重増音程、重減音程というものを説明します。

重増音程と重減音程 »

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